LEDと基板についてのコラム②

今回はLEDの歴史について調べてみたいと思います。

半導体が発光することがわかったのは今から100年以上前のことで、イギリスのH.J.Roundという人が炭化ケイ素の結晶に電流を流した際に発光することを発見しました。

また、前回のコラムにてLEDの発光色の違いは半導体を構成する化合物の違いによるものであると
言いましたが、全ての発光色が同時に開発されたわけではありません。

アメリカのニック・ホロニアックという人は世界初の実用的なLEDを発明したとして「発光ダイオードの父」と呼ばれているようですが、1962年、その時のLEDが発した色は赤色でした。

その後、LEDの実用化が進み、黄緑、黄、橙、青(1993年)、緑(1995年)、白(1996年)といった色が開発されました。
ちなみに白色のLEDの仕組みは先に述べた半導体を構成する化合物の違いによるものではなく、2色以上の光を混ぜて白色に見せています。
現在の主流は黄色の蛍光体と青色のLEDの組み合わせにより白色を表現しているのですが、この方式の場合、照明等で物体を照らした際には演色性(物体を自然光で照らした場合との色の見え方のずれ)があまり良くないといったが課題があるようです。
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