電子部品について② ~電子部品の種類(前編)~ 第1回目のコラムで、電子部品は人間の体に例えると細胞のようなもの、と書きました。 細胞に様々な種類や働きがあるように、電子部品にも種類があり、それぞれ働きが異なります。 今回は電子部品の種類と働きについて、簡単に説明します。 *抵抗器*
これが実際の抵抗です。米粒のような部品ですね。 電気の流れを邪魔する働きがあります。 電気の流れを川に例えると、抵抗はその流れを邪魔する小石などの障害物です。 Q)何故邪魔なものをわざわざ設置するの? A)大量の雨が降ったとき、川が増水して流れが激しくなると危ないですよね。 それと同じで、電流も急に大きな電流が流れると危険です。 つまり抵抗は電気の量を調節してくれるダムなのです。 Q)実際に見たこと無いから、イメージが出来ない 実は抵抗は以外と身近にあります。 分かりやすい例として、テレビやコンポのボリュームがあります。 コンポにはボリュームを調節するつまみがありますよね。 あれも可変抵抗器といって、抵抗の一種です。 Q)可変…なんちゃらは普通の抵抗と何が違うの? 可変抵抗器…って覚えにくいですよね。 別名ボリュームです。まんまです。 普通の抵抗器と違い、抵抗値(簡単に言うと電気の流れにくさ)を自在に調整できます。 その仕組みについて、コンポを例にして説明します。 ボリュームを大にすると抵抗が小さくなり、音量が大きくなる。 逆に小さくすると、抵抗が大きくなり音量が小さくなる…という仕組みです。 少しだけイメージできたでしょうか^^; *コンデンサ*
これがコンデンサです。この写真ではかなり拡大されていますが、 実際のサイズはミリ単位です。小さいものだとゴマくらいの大きさです。 別名、蓄電器といって名前のとおり、 電気を蓄えたり、放出したりすることが出来ます。 水を蓄える貯水タンクのような役割をしています。 Q)どうしてコンデンサが必要なの? A)電気が足りない!どうしよう! そんな時にコンデンサから貯めていた電気を供給してもらうために設置します。 ただ、バッテリーと違い、貯められる電気はわずかです。 上記の以外にもコンデンサには働きがあります。 興味のある方はインターネットなどで調べてみてください。 今回はここまで。(2種類しか紹介できていませんが…。) 次回も部品の種類についての続きです。
コメント